2010-10-02

浮気が判明するのは唐突です。少なくともわたしの場合はそうでした。妻と5歳の息子と三人で平凡に、そして平和に暮らしていたつもりだったのですが、それはまやかしだったようです。幸せな日常が足元から崩れ去っていくのは一瞬。ことの発端は、出来心で妻の携帯電話をのぞき見てしまったことに始まります。

なんとなく挙動がおかしい?

最近なんだかそわそわしているな、という違和感は覚えていました。その時は仕事も忙しく、家庭のことに気を配ることができていなかったのも事実です。妻が携帯を肌身離さず持ち歩くようになったり、やけにそっけなくなったりと、今思えば浮気の予兆なのは明らかでしょう。しかしその当時は、結婚記念日のサプライズでも準備しているのだろうか、などと能天気に考えていました。

家庭をないがしろにしていたのにも関わらず、家族円満だと信じて疑わなかった過去のわたしはなんと愚かなのでしょうか。日夜問わず仕事をして、お金をたくさん稼ぐ。そのことだけで夫として、父親としての責務を果たした気分でいました。

パンドラの箱を開けてしまった

ある時、妻の携帯電話が机の上に放置してあるのを発見しました。その頃には、脱衣所にも携帯を持ちこむようになっていたので無造作に置いてあるのをみるのは久しぶりです。つい悪戯心が湧き上がり、こっそり中を見てしまうことに。

もしかしたら、心の奥底では浮気を疑っていたのかもしれません。しかし、その当時はなんという考えもなかった――少なくとも表面上はそう思っていました。

パスワードは、彼女が以前から使っているのと同じもの。メールボックスを開くと、差出人ごとにきっちりとフォルダ分けされています。こんなところまで几帳面なのか、と少し感心してしまったのを覚えています。下の方へスクロールしていくと、奇妙なフォルダ、名前が書いていないフォルダが目に留まりました。他のものはすべて名前がつけられているのに、それだけは無記名です。そこに保存されていたのは、妻と見知らぬ男の愛のメールだけでした。



調査への決意

「浮気だ」反射的に思いました。同時に、目の前の文面が信じられない、なんだか現実感ないもののように感じられたのを覚えています。平静を取りつくろってはいましたが、頭の中はぐちゃぐちゃです。あそこまで混乱することは過去には無かったし、恐らく今後もないでしょう。

とにかく真偽をはっきりさせなければ、とばかり考えていました。しかしどうやって。妻が入浴し始めてからずいぶん時間が経っている。これ以上携帯を持っているのはまずい。慎重に携帯電話を元の状態に戻し、逃げるように寝室に入り布団にもぐりこみました。調査をしよう。朝まで一睡もできないまま、そのことだけを決意しました。

メールを見た瞬間、わたしの人生が激変しました。それまで、幸せに家庭を築いてきたつもりだったのに、裏では妻がほかの男と姦通していた。幸せは歩いてこないと言いますが、不幸せは降って湧いてきます。しかも、災難はまだ始まったばかりだったのでした。

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