心と体のコミュニケーションが大切

2014-5-17

コミュニケーションとは、言葉だけでなされるものではありません。わたしたちは、ついつい会話による意思疎通に頼り過ぎてしまう傾向にあります。しかし、それでは伝えられないものも多いです。再構築の際には、冷静な話し合いは不可欠です。しかし、それ以上に心の交流が無ければ、本当に相手を信頼することは難しいでしょう。

付箋のラブレター

再構築を選択するにあたり、妻との会話時間を増やさなければなりませんでした。浮気の最も大きな原因はセックスレスです。しかし、その没交渉の原因を細かく分析すると、根底にはコミュニケーション不足は明らかでした。セックスをしたい、二人の時間がほしい。要望をきちんと相手に伝えられるか、それをきちんと受け止められるかができていれば、あんな事態にはなっていなかったでしょう。

しかし、ただ会話の時間を増やすのは無理でした。わたしは夜遅くまで働いています。浮気騒動の解決のために有給をとったこともあり、仕事を休むこともできません。ある日、会社で弁当の包みを開けると、大きめの付箋紙が貼ってあります。そこに妻の字で綴ってあったのは、どんなオカズが入っているか、どんな思いで作ったか、という気持ちでした。今までわたしは、妻がどんな思いでお弁当を作ってくれていたのか考えたこともありませんでした。会話不足をどう補うか、彼女なりに考えたのでしょう。

面と向かっての話し合いは無くとも、コミュニケーションは図れます。この付箋の手紙は続いていき、いつからか交換日記のようになってしまいました。口には出せない思い、言い辛いことが書いてあって、お互いの気持ちを知るのにはもってこいのツールです。

肌と肌の触れ合い

一刻も早くEDを直さなければ、とわたしは焦っていました。しかしそう考えるほどに、症状は悪化するように感じられます。そうすると、情事の時に立たなくて……と、悪循環に陥りかけていました。

EDの改善が進まず、後ろめたさを感じていた時、妻がわたしにこんなことを言いました。「セックスもしたいのは確かだけど、それ以上にあなたを感じたい」。

その日の夜は、性的な事を考えないようにしながら、ただお互い抱き合って寝ることになりました。妻の胸に抱かれて、髪を手でなでられていると、不思議に心が安らぎます。それまで性行為は、気持よくなること、子どもを作ることばかり考えていました。スキンシップによる安らぎ、気持の確かめあいが大切であることに、このときようやく気づいたのです。

再構築を選ぼうとしたとき、わたしと妻はなんども話し合いを持ちました。夜を徹することも良くありました。今では、そういった家族会議はあまり多くありません。コミュニケーションの中心は、手紙や交換日記と、スキンシップをしながらの会話です。冷たい議論だけでは、相手を信じきれずに仮面夫婦のようになっていたかもしれませんね。

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